人気ブログランキング | 話題のタグを見る

デビュ~~!

と言っても、
いくらsoleilさんとtkouzanさんにウケたからと言って、
お笑いデビューしたわけじゃないですから~~

今回の上京の主目的は、こちら↓
デビュ~~!_f0007926_151997.jpg

このブログをご覧の皆さまにもお世話になった研究で、発表デビューしてきました!(笑)

学会は、早稲田大学を会場に3日間開催され、
全国から最先端の研究結果を携えた研究者の皆さまが参加されます。
内容は、シンポジウム、ワークショップ、口頭発表、ポスター発表に分かれるのですが、
下っ端のワタクシはもちろんポスターで(^_^;)
普段は論文か書籍でしかお目にかかれない、一流の研究者の方々の発表も聴けます。

初日、気になる発表を聴きに行こうと教室の外で待ってたら、
横に座っていたちょっとご年配の先生方のお話が聞こえてきました。
3人ほどで雑談をしておられたのですが、
どうやら、そのうちの一人が、DSソフトの「大人の常識力検定」の問題を作られたようで、
「○○先生、ガッポリ儲かったでしょう~~」などとひやかされてて、
う~む、なるほど・・・学者になるとそういう儲け方が出来るのか・・・と唸ってしまいました(笑)

2日目は朝から会場に入り浸って、
口頭発表を聴いたり、ポスター発表をひやかしたり(笑)
お昼は早稲田大学の「カフェテリア」という名前の学食で担担麺を食べ。
デビュ~~!_f0007926_1543916.jpg

会場では、赤紫の「早稲田カラー」ポロシャツを着た学生さんたちが、
あちこちに立ってお世話をやいてくれるので、
移動もスムーズで、気持ちよく滞在できます。
運営する大学は大変ですね。

そして、3日目(下っ端だから最終日)にいよいよ本番。
デビュ~~!_f0007926_15475376.jpg

↑が私が作った発表用のポスターです。
口頭発表は、プレゼンソフトを使って、各自15分で発表を行い、質疑応答をするのですが、
このポスター発表と言うのは、
ベニヤ板1枚のスペースに自分の発表する内容を書いたレジュメを90分間掲示し、
指定された45分間その前に張り付いて、参加者と質疑をする、という形態です。

デビュ~~!_f0007926_15522514.jpg


一つの教室に、20名くらいがポスターを貼り、議論を行うわけですが、
あふれるような人なので、かなり熱気があります。
何故か学会記念Tシャツなんかも売ってたりして、もうお祭ですねぇ・・・(^_^;)

私の発表なんて聴きに来る人いないだろう、と思ってたのですが、
それでも、5人くらいは来てくださいました~~(イケメンの若いお兄さんも数名・・・)
何を目的に行ったんだ!!(爆)って感じですが、
いやぁ、面白かったです。
色んな研究について、普段こんな風に突っ込んだり突っ込まれたりすることってないですし、
こんな研究もあるのか~、と刺激も受けるし、こりゃ病み付きになりそうです(笑)

来年は鹿児島だそうですが・・・ちょっと遠いから行けないでしょうねぇ・・・(^_^;)









私は、学問畑で生きている人間ではないので、
今回学会に参加して、なぁるほどぉ~・・・と思ったことがあります。
老練な先生方ももちろん発表されるのですが、
ポスター発表をする人の多くは、大学院博士課程前期か後期の学生さんです。
だから、ほとんど20代前半~半ばくらい。若いです。

ところが、そういう決まりなのか慣習なのかわかりませんが、
学会に参加する人は全て「先生」と呼ばれます。
確かに、修士課程くらいになると、教授や準教授の助手として講義を行ったりすることもありますが、
それでも、「先生」と呼ばれるほどのものなのかなぁ??と思ったり。
参加者は一応名札を着けるんですが、いちいち名前を呼ぶのが大変なので、
便宜上「先生」と呼称するのかもしれませんが・・・

大学の先生になるのって、特にコレという道があるわけではなく、
大学院に進んで、そのまま研究室に残って助手になり、
どこかの大学を紹介してもらって講師になって赴き、そのうち昇進していく・・・
という形が一般的なようです。
ですから、ほとんどの大学の先生は、一般社会に出た経験はなく、
学生気分からそのまま学者へと育って行くわけです。

おそらく、医師や教員の世界も「学生」→「先生」のダイレクトな構図があると思いますので、
同じような雰囲気かな~、と思うのですが、
そりゃ、世間で消費者やクライアントのクレームにさらされたこともなく、
いきなり「先生」呼ばわりされてしまうと、
人によってはお鼻がたかぁ~く伸びてしまいますわなぁ・・・

言葉の持つイメージとはスゴイもので、
そう呼ばれ続けていると、だんだんそんな気になってくるものです。
こと若いうちから「先生」漬けにされると、
自分はエライんだ、という行き過ぎた自覚も生まれてくるかもしれないですね。
まぁ、政治家の「先生」も同じようなもんで。

商売をしていたうちの祖父は、
「人を呼ぶときには、”先生”か”社長”と言っておけば間違いない」
と言っていたものです。
そして、こうも言っていました。

「先生と 呼ばれるほどの バカじゃなし」(爆)

「先生」と呼ばれたら、
自分が実際「先生」としての器なのかどうか時々自問してみると、
自己のステップアップにつながって、
本当に尊敬に値する人生がおくれるきっかけになるのかもしれませんね。
若者たちよ、
「先生」と呼ばれっぱなしの人生は、ほどほどにしておきましょうね(笑)
by nasuka99 | 2007-09-26 16:34 | psychology