MIND HACKS

f0007926_165339.jpg 最近読んだ面白い本。

 Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム
 トム・スタットフォード他(著) 夏目大(訳) 
 オライリー・ジャパン 2,940円



ひと言で言えば、人間の五感が脳のレベルでどう認知されているのか、
実験を使って確かめてみよう、というお話です。
脳の構造から始まって、視覚、聴覚と言語、運動、記憶、そして他者との関係まで、
全て実験でわかるように解説されています。とっても面白い。
一つのパートが、説明、事例、実験用のHPへのリンクで構成されていて、
文章もとてもわかりやすいです(翻訳者の方、すばらしいです!)
この本を読むと、脳がいかに自分の思い通りにならないかよっくわかります(笑)

実験HPをいくつかご紹介しますと・・・

■動かないものが動く

動いているものを凝視した後、その動きが止まると、
逆向きに動くような錯覚が起きるというもの。
リンク先の滝の流れを、真ん中あたりの木の枝を中心に30秒ほど見つめ、
その後ポーズボタンで動きを止める。
すると、滝が「上って」いるように見える。

■閃光遅延現象
リンク先に行くと、青と黄色に点滅する縁がグルグル周っている。
普通に円を追っかけるとちゃんと点滅しているが、
真ん中の×に視点を合わせると、あら不思議。
ちなみに、サッカーのオフサイドの判定には、
この閃光遅延現象が関わってきてややこしくなるそうです。

■足踏み錯覚
青と黄色の四角が移動する画像を、
グレー背景で見るのと縞々背景で見るのでは、
その動きのスムーズさが全然違って見える。
カラーをオフにすると更に違ってくる。

わかっていてもどうにもならない錯覚って、結構あるんですよね。
道路の標識などは、こういう研究の知見に基づいて作られているようです。
ワタシの脳ミソ、一体どんなになってるんだろう・・・
開けて見てみたいもんだ(笑)
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by nasuka99 | 2007-03-12 16:34 | books