ニホンミツバチに会いに

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昨年よりも11日遅れて、大山がついに初冠雪!
これから冬支度まっしぐらですね~~
本格的に寒くなってしまう前に、
以前から気になっていた「彼女たち」に出会いに行ってきました。

そう、気になる彼女は、ニホンミツバチです!
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伯耆町に、ニホンミツバチの養蜂をされてる方がいらっしゃると聞き、
早速連絡をとって訪ねてみました。
なんと、いつも私が自転車で散歩するそば畑の近所でした。
もしかして、あのそば畑にも、こちらのミツバチが採蜜に来てたかも。
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ニホンミツバチの巣箱は、このような「重箱式」になってます。
ミツバチたちの巣は、上から下へと延びていくため、
群れが大きくなるとどんどん背が高くなります。
蜜はこの重箱の上の方に貯められるので、上部を切り取って採蜜するということです。

あいにくこの日は朝ぱらぱらと雨が降り寒かったので、
ミツバチたちはあまり活動的ではありませんでした。
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それでも午後近くなると出たり入ったりする子たちも。
ニホンミツバチは、10℃を下回るようになると採蜜活動を停止し、
蓄えたハチミツを使って、越冬準備に入ります。
巣の中でこのような蜂球を作って羽を震わせて発熱し、巣の温度を32℃に保つんだそうです。
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写真ではちょっとキモイかも知れませんが(笑)、実物は波打って、すごくきれいでした。
思わず触りたくなるくらい(笑)
30℃以下になると、女王と幼虫が冬を越せないんだそうです。
それと、15℃以下になるとエサであるハチミツも結晶してしまって食べられなくなるため、
やはりある程度高温を保たなければなりません。
集団で発熱して温度を上げ、越冬する昆虫はミツバチだけだそうですよ。
スズメバチは、女王は越冬しますが、ハタラキバチやオスバチは全部死んでしまいます。

私も、ニホンミツバチを間近でじっくり見たのは初めてでしたが、
言われてみれば、時々店の中に迷い込んでくるちょっとハエに似た昆虫がそうだったのかも。
小さいし、黄色くないのでミツバチだとは思わなかったのですが、
案外、目にしてるのかも知れません。
私たちが普通に「ミツバチ」として認識してるのは西洋ミツバチです。
黄色と黒の縞々がはっきりしてるいかにもミツバチハッチ、みたいな(笑)
で、今、絶滅が危惧されてるのも西洋ミツバチ。
ミツバチは、農産物や果物の受粉に欠かせない昆虫ですが、
オーストラリアなどでの群れの減少はかなり深刻なんだとか。
ミツバチは「環境指標動物」ということで、農薬や除草剤にとても弱く、
周囲の環境に敏感に反応します。
ミツバチが平和に暮らせる環境が、人間にとっても豊かであることの指標になるんです。

ハチミツを大量に集めてくるのは西洋ミツバチでプロの養蜂向きですが、
私が興味があるのはニホンミツバチで、
なんと、彼女たちは「言葉」を持つらしいです。
お互いに会話して相談しながら色々と決めてるらしく、
巣の居心地が悪かったりすると、申し合わせて一斉に逃亡したりするみたい(笑)
で、養蜂家の間では、「逃げるから飼いにくい」ってことになってるようですが、
西洋ミツバチとは違い、ダニやスズメバチにも強いので、
逆に素人には飼いやすいかも。
話を聞きに行った養蜂家の方がおっしゃってましたが、
慣れると手に乗って来るし、
スズメバチが襲ってきたりしたら助けを求めに人間の所まで飛んでくるらしいです。
賢いですよねぇ~~

で、今回の訪問では、ほとんど市場には出ないニホンミツバチのハチミツを分けていただきました。
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味見してみましたが、サラッとしてるけど味が濃くて臭みもなく、
スッキリとした酸味もあったりして、すごくおいしかったです。
市販のハチミツ(と言っても、安いのは半分くらいが水飴らしい)とは大違い!
ニホンミツバチは色々な花の蜜を集めてくるので、「百花蜜」と呼ばれてるらしいですよ。
こちらが絞る前のスミツ。
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このまま食べてみましたが、こちらも濃くておいしい~~♪
とても高くて、ひとかけ3000円くらいする代物らしいです。

飼うためには、
西洋ミツバチは普通に売ってるので、買って手に入れることができますが、
ニホンミツバチは自分で捕獲しなくてはなりません(笑)
越冬を終えて春になると、
古い女王と、巣の中で生まれた新しい女王たちが群れを連れて巣立ちます。
これを「分蜂」と言いますが、この群れを見つけて巣箱に取り込む作業が必要になります。
いつぞや京都の信号機に分蜂群がとりついて騒ぎになり、駆除されたという報道がありましたが、
分蜂中の群れは大変おとなしく、手を突っ込んでも刺すことはない安全な集団です。
知識がないと駆除に走ってしまうことになりますが、
養蜂家にとっては宝物です。
もしも、春になってこのような蜂の群れを見つけたら、
是非ご一報ください!
カワイイみつばちを、無駄に殺すのは止めましょう~~~

伯耆町の田んぼでも農薬が使われているそうで、
散布時期には、こちらの養蜂家さんのハチもずいぶん死滅してしまったそうです。
ハチに悪いものが、人間にいいはずはないので、
知恵を絞って無農薬、低農薬にシフトしていくことも大切ですよね。
私たち消費者が、そういった商品を積極的に買うことが重要ですね。
奇しくも産地やブランド偽造が続出している昨今、
生産者と消費者の「顔の見える」つながりが必要になって来てるのかも知れません。

というわけで、春からナンチャッテ養蜂家になっちゃうかも・・・???
とりあえず、お庭の手入れをしなければ(笑)
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by nasuka99 | 2013-11-14 14:40 | hobby