そのままで”観光地”になる風景

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近頃「○○ツーリズム」という言葉をよく聞きます。
エコツーリズムとか田舎ツーリズムとか・・・
鳥取県では、今年度からスポーツツーリズムというコンセプトを掲げ、
サイクリングロード等を整備して観光客を誘致しようと考えているようです。
バブルの頃は、
如何にお金をかけて贅沢三昧の旅をするか、みたいなのが流行ってたような気もしますが、
最近は、こういった体験型の旅行が注目されているようですね。

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地元を自転車で走ったり、カメラを持ってお散歩したりすると、
山並みとか、田園風景とか、古くからの農村地域とか、
そこに存在しているだけで観光名所になりそうな場所があちこちにあるなぁ~~と感じます。
わざわざ観光施設を作ったり、道を整備したりしなくても、
今の暮らしを守ることによって、そのままで「観光地」になるような風景。

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農家や中山間地の高齢化やそれに伴う過疎によって、
「今の暮らしを守る」こと自体が難しくなってきています。
更に、先般の東日本大震災、そして原発の事故などの予期せぬ災害が起こると、
その場所で暮らし続けていくことも困難になってしまうこともあるでしょう。
現在は、「観光」というと、それだけ独立したような政策がとられることが多いような気がしますが、
その場所に、過去からずっと続いてきた人々の変わらぬ暮らしがあるからこそ、
その場所が他の場所とは違う「観光地」となり得るのだ、と思うんです。
だから、暮らしを守ることと、観光地として生かすことは、セットじゃないといけないなぁ、と。

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昨年末に、伯耆町から米子までカメラ散歩をしたときに、
地元の農家のご婦人に、色々とお話を聞いたり、親切にしていただいたりしてとても楽しかったことを覚えています。
例えば、自転車で散策してるときに、
地元の方が、農産物や海産物をちょっとだけ振舞ってくれたり、お祭りに出会えたりしたら、
なんだかすごく得した気分になるし(笑)、また来よう!と思ったりしますよね~~
そんな自然な出会いも、そのまま「観光地」になる風景なのかな~、と。

まずは人々の自然な営みや暮らしがあって、
街づくりや観光名所はその上に成り立つもの、という視点を忘れないようにしたいですね。
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