ヒミツが好きな国

原発事故を受けて、計画的避難区域に指定された川俣町山木屋地区の住民の皆さんの、
避難する様子がニュースで流れていました。
画面に映し出されているのは、新緑まぶしい山野に囲まれた、美しい農村の風景です。
日本の田舎に行けばどこにでもあるような、
つましい、でも平和な住民の暮らしが日々営まれている、そんな風景。
ああ、こんなところを自転車で走ると気持ちいいだろうなぁ~~・・・と、うっとり想像してしまう・・・
そのこと事態が、すごく悔しく思います。
こんなきれいな土地を離れなければならないなんて、
住民の皆さんの辛い気持ちは、察して余りあります。

原発事故に対する東電、および政府の、楽天的な見積もりによる対応の遅れは、
このような取り返しの付かない事態を引き起こしています。
地震の直後には、政府も東電も
「大丈夫」「安全です」「メルトダウンは起こっていない」
を繰り返していました。
ところが、
政府が公表していなかったSPEEDIのデータや、
東電の直近のシミュレーションの結果、
地震発生直後に原子炉に何らかの障害(亀裂等)が起こり、メルトダウンの引き金となったこと、
水素爆発による放射能汚染が、その直後にかなりのペースで広がっていたことが明らかになってます。
これだけでも、今更避難って、遅いんじゃないの??と思いたくもなります。

更に、今日の新聞には、
来月末に開かれるIAEAの会合に提出する報告書をまとめたのはいいが、
その内容が、政府と東電の対応を前向きに評価するものになっている、と報道されていました。
この会合自体もかなりヒミツに行われているらしく、
全く持って国民不在です。
先に挙げた計画的避難区域の住民の気持ちなんて、これっぽっちも汲んでないわけでしょう。

他にも、グリーンピースの領海内調査を拒否したり、
海産物の調査ということで採取したものは、定位置から動かない海草や貝、
動き回る魚に至っては、アタマと内臓を外して本体だけ調査した、という報告もあります。
こんな曖昧なことやってるから、風評被害が広がるわけでしょ。

本気で国民を守る気があるなら、ヒミツはやめて、色んなことを正々堂々と公表して欲しいですね。
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by nasuka99 | 2011-05-16 14:58 | weird