子どもを守りたい

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昨日ニュースを見ていたら、
内閣官房参与(原発問題担当)の小佐古東大大学院教授の辞任問題を報道していました。
辞任会見を見ましたが、時折言葉を詰まらせ、目に涙を浮かべながらの発言。
小佐古教授が特に力をこめておっしゃっていたのが、
福島県の学校現場における児童の被爆基準値に関してでした。

小佐古教授の会見資料全文はこちらにあります。

福島原発からの放射能漏れが問題になってから、
県内の父兄の関心の多くが、子どもを学校にやってもよいのかどうか、ということだったと思います。
教育現場はその判定を文科省に求めたわけですが、
政府内での検討の結果、
「校庭では年間20ミリシーベルト」という基準値が表明されました。
この数値が、子どもの基準に採用するのにははなはだ不適切ということを、
繰り返し政府に提言しても聞き入れられず・・・
これを看過することは「私のヒューマニズムが許さない」と言っておられたのが、
すごく印象に残りました。

ウィキペディアやIAEAで発表されてる基準値でも、
一般の人で、1年間に許容されるのが1ミリシーベルト。
これは、自然の放射線を含みませんから、
自然分の平均値2.4ミリシーベルトは一生被爆するわけで、
上乗せ分は少なければ少ない方がいいと思います。
文科省は、「1日中校庭で遊ぶわけではない」ことを理由にしているようですが、
にしても、放射線は建物の中でも100%防げませんし、
これから夏になって、暑くなると、窓を開けることだってあります。
雨が降れば、栽培している草木の中に進入するかもしれないし。
それに、原発の状況自体が収束の様子もなく、今後の展開にも不安があります。

武田邦彦さんもブログ「超・ねじれ思考  児童の被ばくは多い方が良い??」に書いておられますが、
安全の上にも安全を、ということで、校庭の表土を取り除いた郡山市を、
「安全だといってるのに余計なことをするな」と批判した、とありますが、
リンク先の記事にも、その取り除いた土を埋めようとしたところ、
近隣の住民から「安全でないものを持ち込むな」と拒否されて保留してあると書いてあります。
ということは、アナタタチ、その「安全でない」土の上で、
子どもの授業を行おうとしていたということですよ!!??って感じです。
文科省の言葉を信じるなら、近所に埋め立てたって問題ないってことじゃないですか。

郡山市の英断は、その脅威を身近に感じる場所であるからこそできたことであって、
安全な場所にいる文科省のお役人や政治家にとっては、
メンツや効率の方が重要だということでしょうか。
まるで、
戦時中の特攻隊のエピソードを彷彿とさせるようで、憤りを感じます。

この国は、本気で国民を守る気があるんでしょうか。
子どもは、国にとって、世界にとって、人類にとってかけがえのない財産です。
何をおいても、子どもの命と未来を守りたい。
一般庶民である私は、心からそう思います。
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by nasuka99 | 2011-04-30 14:54 | weird