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モンスター登山者

先日、京羅木~星上山縦走をしたときに、
キノコ採りで行方不明になった方の捜索隊と出会ったり、
その同じ日、大山でもキノコ採り不明者が出て、
残念ながらご遺体で発見されたと言う話を新聞で読んだりすると、
いくら標高が低くて、よく知ってそうな山でも、
山というのは常に危険と隣り合わせなんだなぁ・・・と再認識します。
4月末にcharibakaご一家と船通山に行ったときも、
もう初夏だし、とナメて軽装で出かけたら、
あまりの寒さに凍え死ぬかというような思いをしたこともあるので(笑)、
つくづく、軽く考えてはいけない・・・と思いつつも、
整備されてるようなコースだと、地図も持たずに出かけてしまう自分がいます(ーー;)

そんな自分を一喝するために、
この度「山の遭難」という本を買ってきて読んでみました。

登山文化の歴史から、登山事情今昔話や、
実際の遭難現場のレポートまで、
色々な角度から書いてある内容で大変面白かったです。
とにかく、「第三次登山ブーム」と言われている最近の登山者は、
パーティーも組まず知識もなく、トレーニングもしてない人が多くて困ったものだ、
いくら地図を持ってこいと言っても従わない、というようなことが書いてあり、
またまた反省・・・(笑)

基本的に「登山は自己責任」ということで、
登山ルートの確認や装備、万が一の備えについては各々がやるべきなのですが、
全く何も準備せず、ただやってきて「足が痛い」「擦りむいた」などと言い出し、
安易に救助要請してくるナンチャッテ登山者が増加しているんだとか。
山の遭難はお金がかかる、と言いますが、
実は、警察や消防の救助隊だと無料なんだそうです。
もちろん、ヘリコプターの出動も、警察または防災ヘリなら無料(ってか、税金です)。
民間の救助隊が出てきて、民間ヘリを使うと、
それこそウン百万の世界になるそうですが・・・。
でも、いくら警察の救助隊でも、実際はそれくらいかかってるってことですよね。

そういう事情を知っていて、
携帯電話で救助要請しておいて「警察ヘリにして下さい」
なんて指定してくる遭難者もいるんだとか。
もっとひどいのになると、
歩くのが面倒になって救助要請したくせに、事情聴取をしようとしたらそれを拒否、
「あんたたち、税金で働いてるんだから救助するのは当然だろう」
「また呼んでやるからな」
などと捨てゼリフを残して去っていく輩もいるんだとか。
救助する方は命がけなんですよ。
なのにそんな風にしか思ってないとは・・・まさにモンスター登山者。

こういう話はあちこちであるそうです。
そのうち、行政の捜索隊も有料になるんじゃないかと。
まぁ、有料にしたほうが、「登山は自己責任」の観念が芽生えるのかも。
学校や職場だけでなく、あちこちに「モンスター」たちが現れてるんですねぇ。
自分で責任を取らず、他人にそれを押し付けると言う気風が流行ってるんでしょうか。

というわけで、
私自身がモンスター登山者や、モンスターサイクリストにならないために、
やっぱり地図を持ち歩くのは必須かな、と(笑)
GPSは持ってますが、地形図のある地図の方が、いざと言うときはわかりやすいです。
先日の京羅木でも、途中でいただいた地図で迷わずに済んだので、
いざと言うときのためにカシミール3Dをダウンロードしてみました。
こちらが、先日の縦走ルートのGPSデータをカシミールに読ませた地図。

f0007926_1724575.jpg

(※クリックで拡大)

ルートラボから直接読み込めます。
行きたいルートがあれば、ルートラボ等で作っておいて、
それを読み込ませてルート図にすればいいですね。
サイクリングするときも、等高線があると坂具合がわかっていいかも!
by nasuka99 | 2010-10-29 17:19 | trekking