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プロボノ

例のごとくクロ現のテーマでした。

「プロボノ」・・・“Pro Bono Publico”(公共善のために)

弁護士やコンピュータ技術者(SEなど)、コピーライターなどが、
学術や科学の専門技術や企業で培った専門職のノウハウを、
ボランティア活動のために生かし、社会貢献をするスタイルのことらしいです。
近頃若者の間では社会起業家などもどんどん生まれ、
利益よりも社会貢献という価値観が浸透してきてるようですね。
若い人はスゴイなぁ・・・と思いながら観てると、
社会起業家とはちょっと雰囲気が違ってるようです。
どうやら、やってる仕事に手応えがない、クライエントから評価を受けない、
などの理由で、自分の存在の意味がわからなくなり、
ボランティアを通して何かを見つけよう、という動機も少なからずあるらしい。
支援を受けるNPOなどにとってはいいかも知れませんが、
何となく、若者の「逃げ場」みたいな感じがしないでもありません。

やってる仕事に手応えがないというのは、
会社に入って数年は仕方ないでしょう、と言う気もします。
誰だって、働き始めていきなり専門性が生かせるわけではないし、
その職場にいる先輩たちだって、一つ一つ問題をクリアしながら成長してるわけですし。
先輩から見て、新入社員が拙いのは仕方がないわけで、
でも、年月を積み重ねることによって、
自分では気づかないうちに能力が養われたりするわけでしょ。
手応えを感じるのは、それからってことだってあるでしょうし。

クライエントから評価がない(つまり感謝されない)というのも、
こりゃある意味アタリマエというか。
お金出してる方は、それくらい出来てアタリマエ、と思ってるんでしょうから、
いちいち感謝したり褒めたりなんてしないでしょ。
タダでやってもらうんだったら思いっきり持ち上げるかもしれませんが(笑)
商売とかやってると
モンクを言われることはあっても「ありがとう」と言われることはめったにないわけで、
よく、接客業がらみのハウツー本には、
「お客さまから”ありがとう”と言われる接客ができるようになりなさい」
と厳しく書いてあります(笑)
つまり、そうならないと一人前ではないということで、
入社して数年の人がクライエントから感謝されようなんて、ある意味甘い!みたいな。

つまり、
昨今の若者は、「結果」を急ぎすぎるのではないでしょうかねぇ。
それに、最近の育児書にはやたら「子どもを褒めろ」的なアドバイスが多いから、
何かやったら褒められることが当たり前になってしまって、
褒められないと落ち着かない、というような精神構造が出来てるのかもしれません。

アメリカに住んでる友人に聞いたところ、
アメリカでももちろん「プロボノ」系のボランティアは多いようですが、
あちらでは、どちらかというと、次の就職活動のステップのために行うとのことです。
どうやら、アメリカでは「仕事をしてない期間」というのがマイナスポイントになるようで、
また、職種によっては、次の就職のときに不利な評価をされたりするらしい。
なら、いっそボランティアをやっていた、と履歴書に書く方が、就職に有利なんだとか。
日本では、失業期間とかボランティアの評価とかはアメリカほど大きな影響はないでしょうし、
その辺りも、「プロボノ」の概念が両国で違うところだと思います。

まぁともかく、
日本の若者も、まずは自分の足元をしっかり固める努力をして欲しいですね。
ただ「褒める」だけの子育てや教育ってのも、考え直す必要がありそうです。
by nasuka99 | 2010-07-02 17:57 | curiosity