カテゴリ:psychology( 37 )

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事故や災害って、日常的に「普通に」起こっているものなのに、
自分だけは大丈夫!・・・というような、根拠のない自信を持ってる人って、案外多いと思います。
心理学の方面からも、色々なアプローチがなされていて、
「避難訓練」などの対策もとられてるわけですが、
現実に事故や災害に遭遇した場合、やはり、多くの犠牲者が出てしまうということは、
今年のニッポンでは日々流されるニュースで目の当たりにして来ました。

人間の脳って、実際に「知ってること」「経験したこと」からしか判断が出来ないので、
起こりうることを想定してシミュレーションをしてみることは、すごく大切なことだと思います。
事故や災害も含めて、突発的な出来事に対しては、
行政からの指示を待っていたのでは遅い!というようなこともあると思うし、
瞬時の判断が生死を分けることも、災害の現場ではよくあることでしょう。
モンダイは、その「瞬時の判断」をどのように行うか??ですよね。

これはやはり、避難訓練などを積極的に行うほか、
いつもアタマの中で、何かあったときにどうするか、
シミュレーションすることを習慣付けることも必要だと思います。
常日頃からリスクマネジメントを行っているような状態ですよね。
ただ、
シミュレーションするためには、それなりの情報がインプットされていなければなりません。
そして、情報は多ければ多いほど、最良の方法を導き出すことが出来るでしょう。
人間の脳は、コンピュータと一緒なんですから。

先日、NHKのニュースで、
「生徒自身に考えさせる」ことを実践している、とある高校サッカー部を特集していました。
このサッカー部の監督さんは、
練習においても、試合においても、とにかく生徒自身に考えさせ、試合を戦わせています。
練習中や試合中にも、監督が飛ばすゲキは
「ほら、考えろよ~~!!もっともっと、考えろよ~~」
なんですよね(笑)
監督が着任したとき、サッカー部の部室は、足の踏み場もないほど散らかっていたらしいです。
「私が、ホラ、片付けろよ!と命令するのは簡単だし、
そうすると皆が掃除するのはアタリマエなんです。
そうではなくて、自分たちで、これはいけない、と思って、考えて片付けるように仕向けるんです」
いつしか、部室はきちんと整頓され、それこそぴっかぴかになっていました(笑)
作戦も、誰をスタメンに持ってくるのかも、生徒自身が考えます。
考えるためには、それなりの情報を仕入れないといけません。
ですから、子どもたちは、積極的に周りを見るようになり、
他のメンバーのこともよく観察し、お互いコミュニケーションをとるようになります。
そして、勝っても負けてもその責任は自分たちにあり、その重圧を乗り越えるべく更に努力します。

この報道を見ていて、
災害への対処も、同じことだなぁ、と思いました。
誰かがやってくれる、行政が指示を出してくれる、と他人任せにしていると、
自分で考えることをやめ、情報も集めなくなります。
その結果、突発事項が起こったときに対処できなくなる。
結局、自分の命を救うのは、自分なんだなぁ、ということです。

昨日の新聞にも、児童生徒にも自分で出来る防災教育を、という見出しがありましたが、
先生がいくら教えても、暗記させるだけでもダメで、
やっぱり、自分たちで情報を集め、考えさせるよう仕向けないといけないと思います。
情報や材料は多ければ多いほどいいので、
日常的に情報収集→シミュレーション、という習慣を心がけることが必要でしょう。
経験や、読書等から得た知識は、大変役に立つと思います。

防災を意識したゲームも開発されています。
「クロスロード」というゲームです。
こういう教材を使って、日頃から考えることを意識付けるのもいいかもしれませんね。
リンク先からサンプルを入手できますが、
やってみるとなかなかナヤマシイ・・・(^_^;)
一時流行った「究極の選択」のようです(笑)
「火だるま」と「血だるま」、どちらがいいか、みたいな(爆)
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by nasuka99 | 2011-09-09 14:07 | psychology


震災で、開催を危ぶまれていた高校野球春のセンバツ大会ですが、
先日からその熱い戦いの火蓋が切られています。
今大会の選手宣誓の動画が↑。
ニュースでも見ましたが、とてもすばらしい宣誓でした。

しっかりと前を向き、一つひとつの言葉をかみ締めて、力強く謳いあげる野山主将。
画面を見ずに、声だけ聴くと更によくわかるんですが、
彼の言葉は、すんなりと、私たちの心に届くんです。
そして、その言葉によって、
彼の想い、言いたいことが、聴いてる人の頭の中にイメージとして浮かび上がります。

自分自身が過去に体験した災害・・・
現在、多くの人が辛い思いをしている震災の画像・・・
被災した人たちを支える自衛隊、警官、消防隊、そしてボランティアの姿・・・
そして、厳しい環境にもめげず、笑顔を見せる子どもたち・・・

おそらく、
私たち一人ひとりの経験値に合わせたイメージで、
この選手宣誓の内容をしっかりと理解できるからでしょう。
そして、そういうはっきりしたイメージを描けるのは、
野山君と言う一人の高校生が、
自分の思いを、自分の言葉で、一生懸命伝えようとしているからだと思います。

「言語」というのは、それ自体はただの記号でしかありません。
記号の羅列が意味を持つのは、そこに心が入るからでしょう。
つまり、伝えたいイメージや想いがなければ、
いくら言葉を発したところで意味をなさないということだと思います。
自分の思いを100%伝えるのは不可能に近いですが、
より100%に近づけるためには、お互いが共有できるイメージ領域を増やすことが必要です。
そしてそのイメージ領域は、言語だけでなく、
しゃべり方、表情、抑揚、ジェスチャー、間の取り方などの、
メタ言語、非言語によって伝わることが多いものです。
自分の中でより鮮明なイメージを描き、非言語で言語を支えながら伝えることが、
より多くの共有されたイメージを受け手に与える要因になると思います。

政治家が説明する言葉が私たちに理解できないのは、
彼らの中のイメージが鮮明ではない、つまり、それが自分から出た言葉ではないからでしょう。
話す本人が理解してないことを、
聞き手が理解できるはずがありません。

政治家やエライ人たちには、この選手宣誓を見て、
自分達に足りないものをきっちり学習して欲しいと思います。
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by nasuka99 | 2011-03-27 11:09 | psychology
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昨夜のクロ現の話題は、アニメの「ワンピース」
そういえば、最近書店に行くとやたら平積みされてるし、
ワンピーススタンプラリーみたいなものも開催してました。
この漫画、1997年から連載しているらしいのですが、
大人の読者も多く(というか、子どもより20歳以上くらいの大人が多いらしい)、
根強い人気があるそうです。

と言ってもストーリーは極めてシンプルで、
海賊王を目指す主人公の少年が、敵に阻まれながらも仲間と一緒に財宝を探すというもの。
登場人物も、主人公をはじめバリバリの「出来る子」(笑)ではなくて、
コンプレックスを抱えて悩める人々のようです。
番組では、この漫画がウケる理由を分析していましたが、
「本音でぶつかり合う」「個性を認め合う」「仲間を信頼する」、
そしてその背景にあるのが「仲間同士の絆の強さ」ということらしく、
こういうものが、現代社会では忘れ去られてしまい、それへの渇望がヒットを呼ぶ、
ということみたいです。

シンプルに考えると、現代社会は「キズナが足りない」ということでしょうか。
私たちは、学芸会や運動会で、幼い子どもたちが一生懸命協力して演技をしたり、
ドラマ等で、家族や恋人同士の絆の強さを感じたりすると、
なぜかうるうる来てしまいます(笑)
これって、社会的動物である人間が本来持っている、
「他者とつながる」本能を刺激するからなのでは??と思ったりします。

地球上に生命が誕生してから35億年。
この間に色々な淘汰があって、
長い時間をかけて仲間と共感し、つながることで生き残ってきた私たち霊長類。
高々3千万年くらいの文明史の中で、
その本能が失われたりするとは思えません。
共感や絆というのは、生存に必須のものなので、
なかなか本能から抜け落ちてくれないのだと思います。

にもかかわらず、
「周りはみんな敵」みたいな市場経済とか、受験戦争とか。
意味がないのに本能に反した振る舞いをしないといけないというのは、
やはり、認知を歪めてしまうのではないでしょうか。
そういう混乱をストンと治めてくれるのが、この漫画のテーマなのかなぁ、と。

ブログにしろSNSにしろツイッターにしろ、
ツールは変わってもつながりを求めていることには変わりはないですよねぇ。
でも、本当の絆は、やはり対面でしか創れないものもあると思います。
つながりを求めるのは決してカッコ悪いことではなく、
一動物としてアタリマエのことなんだと認識すれば、
精神的なバランスもとりやすくなるかもしれませんね。
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by nasuka99 | 2011-02-10 15:35 | psychology
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山陰の大雪被害。
一段落した今日この頃、その状況についての情報が続々入ってきています。
国道431沿いの松林の被害は、なんと6000本だったとか。
ブロッコリーも雪に埋まってしまって、葉が折れたり、低温で傷がついたり、
出荷できるものが少ないそうです。
今日も、スーパーの野菜売り場には、アメリカ産のブロッコリーが並んでいました・・・

昨日お見えになったお客さまから伺った話。
彼女の家の横には、建築会社があるらしいんですが、
彼女のご主人が、隣人の人と一緒にせっせと雪かきをしていたところ、
目の前で、自分の会社の敷地だけきれいにブルドーザーで除雪されたんだとか。
人間の手作業ではなかなかおっつかないので、
見かねた近所の人が、その建設業者に「ついでにやってもらえないか」と頼んだところ、
「誰がお金を払ってくれるんですか??」と突っぱねられたそうで。
まぁ、それは商売だからある意味正当な要求だとは言え、
他の建設業者さんの中には、周り一帯を無償で除雪してくれたところもあるとのこと。
どちらが正しいとは言えませんが、
普通の状況ではないんだから、
やっぱり、太っ腹なところを見せた業者の方が、きっと後々恩恵にも与れるのでは・・・(笑)
ご近所さん同士で助け合っているところもたくさんありました。
災害時には、ソーシャル・キャピタル=社会関係資本の重要性を感じますねぇ・・・

1950年代のアメリカに、「ロゼトの不思議」という有名な話があるそうです。
当時のアメリカに、ロゼトというイタリア移民が作った街があるんですが、
そこの住民たちは、食習慣、運動量、喫煙等、他の街と変わらないのに、
何故か心筋梗塞の発症率が低かったということで、
その秘密を解明するために、疫学調査が行われました。
結果、ただ一つだけ他のアメリカの街と違ったのは、
この「ソーシャル・キャピタル」の強さだったそうです。
ご存知のように、イタリア人は家族の絆や同朋意識がすごく強いですよね。
住民同士は相互援助と連帯感という絆が強く、過度な消費を避け、
「誰もが同じような暮らし」をしていたそうです。
ところが、1960年代に入ってこの街にもバブル?が押し寄せ、競争社会に突入、
若者を中心に貧富の差が広がり、連帯感が失われるとともに、
この心筋梗塞の発症率もほぼ他の街と同等になったそうです。
(詳細は、本日付の山陰中央新報で!)

独身者よりカップルが長生き(笑)という調査もあって、
まぁ、この事例に関しては、どういう人たちを対象にして行ったかにもよると思うんですが、
配偶者と死別した人の死亡率は上がるという調査結果も報告されています。

これもまた1950年代の心理学の調査なんですが、
親と一緒に生活するよりも、乳児院で育った幼児の死亡率がかなり高かったことから、
(もちろん乳児院でも栄養面や医療面では、家庭と同じくらい気を配っていた)
ある一定の時期までは、1対1状態でコミュニケーションをとることが、
心身の健康につながる、と報告されています。
(この研究が、"3歳児神話"の元になったと言われていますが)

すごく荒れていた学校が、
地域との連携で落ち着きを取り戻したという事例もありますし、
もしも、人と人との絆が健康(心も身体も)の原動力になるのなら、
世界でも長寿を誇る日本が、その座を捨てたりしてはいけませんよねぇ~~
これからは、経済資本より人間関係資本!という時代になるのかも・・・
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by nasuka99 | 2011-01-13 15:06 | psychology
自転車を巡る情報について、時々参考にさせて頂いてるこちらのブログで、
ちょっと面白い認知科学的な実験ビデオを紹介していたので、
興味のある方はトライしてみて下さい。

そんなに長いビデオではないです。
英語で解説が入りますが、
英語は苦手、という人のために一応通訳(笑)。

「白組は何回パスを出すでしょう」
というのが質問。



人間にとって、2箇所以上同時に注意を向けることはすごく難しいですよね。
でも、車にしろ自転車にしろ、
運転している時はかなりあちこちに気を配らなければなりません。
ふと何かに集中したとき、他のものは全く見えなくなるんだということは、
常に意識しておいた方がいいかもしれませんね。
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by nasuka99 | 2010-12-24 10:25 | psychology
今週の休日は朝から大荒れで、自転車はもちろんウォーキングもためらわれたので、
遊びに夢中で(笑)延ばし延ばしになってたインフルエンザの予防接種に行って来ました。
10年くらい前にインフルエンザに罹って、
そのあまりのしんどさが堪えた私は、以来毎年予防接種を受けています。
一発3000円(爆)で、
実際のところ罹患して治療してもらう費用の方が安いんですが(1200円くらいでしょ)、
あの辛さには代えられません。
それに、キャリアになると他の人にも迷惑かけるしね~~
(インフルエンザって、その名の通りものすごい感染力ですから!)

ところで、先日クロ現でやってましたが、
日本って、実は予防接種後進国なんだそうです。
はしかについては、日本の留学生が外国でウイルスを振り撒いたりして、
「何で日本のような文明国がワクチン打ってないんだ!?」
と半ば国際問題になったりしてましたが、
アメリカはじめ先進国では、はしか、おたふく風邪、水疱瘡、ビブワクチンなど、
全て無料で受けられるところが多いそうです。
私も初めて知ったのですが、
ポリオ(小児麻痺)に生ワクチンを使ってるのって、
先進国では日本くらいなもんらしいですね。
生ワクチンは、まれにそれがもとで発病することもあって、危険性が伴います。
ですので、他の先進国では、無毒化されたワクチンになってるんだとか。
個人的には、
そんなリスクがあるなら、さっさと無毒性のものに変えて欲しい気がしますが・・・

日本で予防接種が徹底されない理由は、
治験に時間がかかることと、
行政に「打ちたい、でも責任を負いたくない」というジレンマがあることのようです。
その背景には、
データ収集・分析がきっちりなされていない、という弱点があります。
諸外国では、予防接種を打った子どものデータがきちんと収集され、
追跡調査もなされて、それを元に危険性を割り出し、改良と広報に努めるんだそうです。
ですから、万が一問題が起こった場合は、政府が責任を持って保障するんだとか。
それくらい、自分のところの予防接種システムに自信を持っているということです。

どうやら、日本人はデータを集めて統計的に分析するというのが苦手なようです。
何でもかんでも数字というのは、成果主義につながっていただけない部分もありますが、
安全性や、将来の予測に関しては、
きちんと数字でモノを言った方がわかりやすいし説得力もあるでしょう。
義理と人情で空気を読む国にとっては、
客観的データは人間味がないと嫌われがちですが、
人の命を預かる事象にとっては、必要なものだと思われます。

統計データでモノを言うことの面白さについては、
また次回にでも(笑)
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by nasuka99 | 2010-12-09 16:55 | psychology
備忘録&ご紹介です。

ご存知の方もあると思いますが、
心理アセスメント等で深層心理を探るのに使う投影法という心理テストの一つ、
ロールシャッハテストです。

左右対称のインクのしみが、何に見えるかで、その人の心理状態を探ろうというもの。
信憑性に関しては色々と議論がなされていますが、
そのテストの、ちょっとした紹介ページがこちら
簡単なテストを受けることもできます。
ただ、質問や選択肢は皆英語ですので、その点はあしからず。

深層心理をえぐられますので、心臓の悪い人は、受けない方がいいかも・・・(笑)
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by nasuka99 | 2010-08-28 17:54 | psychology
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まぁ、常に見張っておくわけにはいかないですからねぇ・・・
エエ、近頃話題になってる、「派遣村」の”2万円持って行方不明”問題です。
年明け早々にも、
派遣村で生活をしている人が、
就活代の2万円をお酒やタバコに使ってしまったのはまかりならん!
と、都が賠償請求することを決定したという記事を読みました。
しかしながら、現実問題として、
2万円でどうやってシューカツするんだ??という疑問も。
どうせ足りないお金なら、パーーーっと楽しいことに遣ってしまえ~~!
みたいな気持ちもわからなくもない(^_^;)
とはいえ、やはり、もとは税金であるものを、
もらい得とばかりに使い込むのはよくないと思いますが。

結局、諸々の悪質な事情を踏まえて、
東京都は派遣村の設置期間を延長しないと決めたようです。
年末から年始にかけては、
安心して年を越せるようにとの行政の思い遣りだったんでしょうが、
こういう公共サービスには、ただ乗りを決め込むフリーライダーがつきものです。
そして、その一部(かな?)のフリーライダーのおかげで、
本当にサービスを必要とする人が、それを受けられなくなる、
という事態も、今まで多々起こっています。
まさに、”囚人のジレンマ”ですねぇ・・・

二人で協力すればそこそこ利益が得られ、
どちらか一方が裏切ると、裏切った方は得をする、
しかし二人とも裏切ると、利益は少々どころかマイナスになる、
というような状態の時、アナタならどう転ぶか?と言うのが囚人のジレンマです。
派遣村の場合、
皆が2万円を有効活用すれば、今後もサービスが受けられる可能性が高いのに、
多くの「裏切りモノ」が出てしまった結果、サービスは打ち切り、
今後も続くかどうかわからない、という状況になってしまっています。
実際、様々な研究者が囚人のジレンマを使って実験を行ったところ、
「繰り返しのない(1回きりの)ゲーム」では、裏切る人が多い、
という結果が出ていますし。

行政のサービスは、性善説に基づいて行われることが多いのですが、
実際のところ、人間ってそんなにいい人ばかりじゃありません。
むしろ、不合理的で、自己中心的であるということは、
心理学や経済学、脳科学などの実験からもわかってることですよねぇ~
自分を見ててもわかるし(爆)
だったら、やっぱりそういう知見を踏まえて、
もっとうまく運営しないといけないのでは??と思ってしまうのですよ。

例えば、
「2万円をちゃんと使えば今後も定期的に派遣村サービスを行うが、
もしも持ち逃げする人が全体の1%を占めたら、その場でサービスを打ち切る」
と最初から宣言してしまうとか。
まぁ、こんな脅迫みたいなマネをしなくても、もっといい方法があるかもしれませんが、
「持ち逃げなどするはずない」という前提で行うのはナンセンスかと。

派遣村に限ったことではないですが、
サービスを受けるために対価を要求しない非排除性のある公共財を使う時は、
ある程度、許容されるロスを計算して、
実際の受益者だけでなく、税金を払ってる人たちにも透明性の高い、
そして満足の得られる事業を行うようにしないといけないですよね。
これは全て、行政側の腕の見せ所だと思います。
持ち逃げした人を非難するより、
そんな曖昧なサービスしか提供出来なかった行政側の責任大、ということでしょうね。

ちなみに、
コレ系の本で最近面白かったのはこちら。
「予想どおりに不合理~行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」」
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by nasuka99 | 2010-01-09 17:34 | psychology
11月23日(月)に、大阪大学中之島センターにおいて、
「ニセ科学フォーラム」というイベントが開催されます。
主催者のお一人菊池誠先生が、
サイエンスカフェのゲストとして鳥取に来られた時にお話を聴きに行きましたが、
なるほど、疑似科学というのは色々な場面でハバをきかせてるんだなぁ~、
と改めて警戒の目を強くしました(笑)

ゲストの皆さんも、対ニセ科学の論客として有名な方々です。
左巻健男先生は、例の「水からの伝言」に対しての批判本、
「水はなんにも知らないよ」の著者ですし、
天羽優子先生は、マイナスイオンやら水素水やらと闘っておられますし。
「ゲーム脳」などの「?」脳科学を始め、
アヤシイ脳科学も教育現場にはびこっていますので、
お子さんをお持ちの親御さんにも興味深い話が聴けるかも。

一般の人向けのフォーラムで、無料ですので、
ご近所の方は是非行ってみられたら??
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by nasuka99 | 2009-11-05 20:33 | psychology
中学1年の甥っ子が、
お昼のニュースで例の中川(元)大臣の泥酔会見を見て大笑いしてました。
この1週間、あの映像が毎日テレビで流され、
オマケに会見後の「防犯ブザー」騒動も暴かれ、
なんだか修学旅行で羽目をはずした学生さんをつるし上げてるような感じで、
気の毒だなぁ・・・と思いつつ、やっぱり笑っちゃいます。
立場が立場だけに仕方ないと思いますが、
この要職、おそらく彼には相当場違いと言うか、重荷だったんでしょうね。
気の弱い大臣だったから、うまく官僚に利用されてハメられたような気がしないでもない・・・

テレビを見てウハウハ笑ってる甥っ子を眺めつつ、
そういえば、私が中学生のときには、「黒いピーナツ」のロッキードがあったなぁ・・・と思い返しました。
テレビのニュースで、今思えば国会議員のような人たちが、
「私は何も知りません。一切記憶にございません」
とやってたのを、大笑いしながら聞いてたような気がします。
その時にあった学習発表会で、創作劇を上演した私たちは、
「一切記憶にございません」をパロディで取り入れて、
全校生徒を爆笑の渦に巻き込みましたもんね。
ということは、当時の中学生たちは、
国会でオトナたちが繰り広げるあの応酬を、失笑に値する茶番だと見抜いてたってことですよね。
覚えてるだろ、フツーーー!!って感じで(笑)

中川氏の件の会見についても、
自民党の人たちは「体調が悪いのなら、無理して会見に出なくても・・・」とか言ってますが、
アレって、誰がみても「体調が悪い」んじゃなくて「酔っ払ってる」だけじゃないですか。
何故そんな見え透いたウソをつくの??って思っちゃいますよね。
今朝も、甘利氏がテレビでインタビューに答えてましたが、
核心の質問に答えるときに、パチパチと瞬きを繰り返すんです。
そういうときって、ウソを言ってることが多いんですよ。
人間、ウソを言うときは、瞬きが増えたり、やたら目がウロウロと右上を見るんです。
嘘をつくための言語は左脳が仕切ってますから、
その左脳が支配する右側に影響が出るんですよね。
まだまだ言語的な発達をしきってない子どもたちは、敏感にそれを感じ取りますから、
オトナのウソなんてすぐに見抜いてしまうんです。
今思えば、私の政治家不信はあのロッキードの「記憶にございません」から始まったんだなぁ、と。

政治家をはじめ、テレビで嘘をつく大人たちは、
うまくやってると思ってるかもしれませんが、子どもにはちゃんとわかってます。
手本とすべきオトナたちが、こんなに簡単に嘘をついて、
そしてその嘘つきが国を動かしてるんだ、などという現実を、
モノがわかるようになってから、マトモに見ることができるでしょうか。
コドモのココロは繊細で、敏感で、まだまだ融通が利かないんですから、
その時期に与えられた印象は、ずっと尾を引きます。

世の中の先頭に立つ人たちは、そこのところも意識して欲しいですね。
将来を担う子どもたちの、柔軟なココロを欺瞞でいっぱいにしないで欲しいものです。
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by nasuka99 | 2009-02-22 23:11 | psychology