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昨日の1日は映画の日だったので、
ブラッド・ピット主演の「マネーボール」というのを観て来ました。

アメリカの大リーグで、実際にあった話らしいです。
お金を持ってる球団が、資金力にモノを言わせて他のチームからいい選手をかき集め、
勝って当然のチームを作ることに疑問を抱いたアスレチックスのGM、ビリー・ビーンが、
少ない予算で、統計と経済学を使って、金持ち球団に挑む、というストーリー。
日本のプロ野球界でもよくあることですが、
若い選手を育てるのではなく、出来上がったモノを札束でかっさらうと言うのは、
個人的にはあまり好感が持てないので、
私は、ビリー・ビーンに一票!(笑)
でも、その戦略、マネーボールの実情は、選手を育てるのとはまたちょっと違う感じ。

あらゆる選手の試合データを比較して、
打率だけでなく、四球での出塁率など、とにかく点につながる数字を挙げてる人を選び、
多少素行が悪かろうが歳をとっていようが怪我をしていようが関係なくスカウト。
そんなに高い報酬を払わなくても、勝てるチームを作るのが目的です。
どうやら、アメリカの野球界では、スカウトするときに、フォームとか容姿にも配慮するようですが、
そういう、勝率と関係のないデータは一切無視するというのが受け入れられず、
シーズンの初めは負けまくって最下位。
ある程度選手達のデータが分析できると、
それぞれのメリットを生かした戦略で、今度は一気に勝ちまくります。
ついに、メジャー初の大記録、20連勝を達成。
でも、結局最後には負けてしまい、優勝は逃すんですけどね。

世論は賛否両論でしたが、
それでも、客観的なデータを使って、理論的にゲームを進めていって結果を出すというのは、
ある意味、「人情野球」の終末を告げるものなので、
当然抵抗はあるわけですよね。
もともと、統計学と言うのは、
イギリスで、農作物や畜産物の収穫量を予測するために発展してきたものですよね。
統計的手法を駆使できなかった時代は、
それぞれが経験や勘で生産を行っていたんでしょうが、
データを揃えて計算すれば、かなりの確率で効率的な作付けと収穫が見込めます。
(世の中、釣鐘曲線に従っていますからねぇ・・・)
簡単に言えば、
人間がアタマの中に「経験」というデータとして貯めていたものを、
誰でも使えるように脳ミソから取り出して一般化したものが統計ということになるでしょう。

植物や家畜や、工業製品の世界では、統計の応用もさほど抵抗はないのかもしれませんが、
その「商品」が人間であるスポーツの世界では、
そりゃかなりの反発があったことでしょうねぇ・・・
っていうか、
この映画を観ていて、一番印象に残ったのがそこなんです。

メジャーリーグでは普通のことなのかもしれませんが、
シーズン途中でも、要らない選手はどんどんトレードに出したり、クビにしたりするんです。
試合当日、ユニホームを着てロッカールームに入ってきた選手に、解雇通達をするんですよ。
そして、もうその場でサヨナラなんです。
スポーツだけじゃなくて、アメリカ映画ではこういう「突然クビ」のシーンがよくありますが、
アレって、本当のことなんでしょうか(^_^;)

ブラッド・ピットふんするGMが、あちこちの球団に電話をかけて、
まるで株のやり取りのごとく選手のトレードを行うさまは、
なんだか、もうその選手=人間に、魂が宿ってないかのごとくでした。
人間が商品って言うのは、こういうことなんだ・・・と、ちょっとゾッとしましたねぇ(^_^;)

確かに、計算式使ってその通りに選手を配置すれば勝てるかもしれません。
でも、スポーツって言うのは、その語源が「楽しみ」と言うことでもあるように、
勝ち負けだけでなく、もっと精神的な、豊かな何かを持っていてしかるべきのような気がするのですが・・・
統計をスポーツに応用するのは面白いと思いますが、
そこだけクローズアップするのはどうもなぁ・・・って感じです。

映画の中で、
選手との関わりを持たないようにしていたGMが、
統計のデータをもとに、選手に色々と指南する、というシーンがありました。
ワタクシ的には、
このコミュニケーションこそが、チームに勝利を導いたのではないか??と思うんですけどね~~

なんだかんだいっても、
統計データはタダの数字です。
重要なのは、それを使って何を為すか、ということだと感じました。

映画自体はなかなか面白かったです。
「もしドラ」よりこっちの方がいいかもね(笑)
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by nasuka99 | 2011-12-02 17:16 | movie
昨日は午後からお休みだったんですが、
あまりの大雨だったので、散歩もあきらめて久々に映画を観て来ました。
漫画も好きで読んでる「岳~みんなの山~」の実写バージョンです。
平日の真昼間だったのに、結構お客さんが入っていました。
皆さん、小栗旬や長澤まさみのファン??かとも思ったんですが、
ご年配のご夫婦などもお見えでしたので、案外山登リストな方々なのかもしれませんね~(笑)

岳の原作漫画は現在14巻まで出てるので、
その中(特に初期の巻)から何話かを組み合わせたようなストーリーです(多少いじってあるけれども)。
主人公は、山(南アルプス)に棲む?青年・島崎三歩。
山をこよなく愛する彼が、山岳遭難救助隊の人々と力を合わせて、
山と、山に来る人々を守り、育てていく、その人間模様を描いたドラマです。

上下関係も、社会的地位も、性別でさえ取り払われて「素」を晒すことになる山と言う場所。
どこよりも「命」や「死」を身近に感じるところなのかもしれません。
私は原作を読んでるので、映画の行間を読み取ってそれなりに理解できましたが、
映画だけ観る人には「なんでこうなるの??」みたいな部分もあるかも・・・
が、小栗くんも長澤さんも、思ってたよりは役柄にマッチしていて、とても好演していたと思います。
山モノというと、
ヘンクツな山男が出てきて、周りを振り回した挙句遭難してジ・エンド、
で、それがオトコのロマンだぜぃ~、みたいなのを想像しますが、
この映画は、「生きる」ことに主眼を置いてると思います。
これから夏山シーズンに入りますが、
なんちゃって登山隊(ワタクシみたいな(^_^;)の皆さまに是非観ていただきたいです(笑)
山は楽しい!でもコワイ!!
先日も、大山で遭難していたパーティーがありましたが(皆登山暦40年くらいのベテラン)、
低い山でもナメたらイカン、っていうのがよくわかりました(笑)

というわけで、
先日手に入れたこちらの本。
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かなり以前から出版されていたものらしいですが、
この4月に改定され、現在の実情に合った内容になってるようです。
出雲の山というタイトルですが、広く出雲地方を指していますので、
鳥取や広島、岡山の県境の山も紹介されています。
先日子どもたちと登った安田要害山も載っていました。
現地までのアクセスや、登山道の様子、温泉等も紹介してありますので、
登山好き、カメラ好きな方にはいいガイドブックだと思います。
1,575円で、近隣の書店に売ってます(私は今井書店で買いました)。
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by nasuka99 | 2011-05-11 15:32 | movie
昨日は、久々に映画を観に行きました。
もちろん「スター・トレック」です(笑)

スター・トレックについては、世代が分かれると思うんですが、
私にとってのエンタープライズは、やっぱりカーク艦長時代ですな(笑)
新作のこの映画は、どうやらそのカークたちの若かりし頃を描いたものらしいので、
興味津々で観に行ったわけです。
結論から言えば、面白かったです。
登場人物の個性も、以前のシリーズにつながるようにちゃんと描かれていましたが、
若かりし頃のカークがやたらグレてたり、
実績もないのにいきなり艦長になったりするのは??みたいな。
でも、さすがに技術が向上してるだけあって、
SFXはなかなかのもんでしたね。

ネタバレです
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by nasuka99 | 2009-06-11 12:37 | movie
先日特別版をテレビで放映してて、なかなか面白かったので第2章も観て来ました。
第1章もですが、こりゃ、私くらいの世代の人にはたまらん映画ですね。
ウルトラマンは出てくるゴジラは出てくる、万博は始まる・・・
子どもたちはひみつ基地で遊び、非凡な未来を夢想する。
昭和40年代が少年時代だった人には、
その世代だけで分かり合えるような「暗号」のようなキーワードがわんさか出てきます。
SFと言うよりも、昭和時代のパロディーでしょう、と言う感じ。

主人公のケンヂが子どもの頃に書いたSF「よげんの書」が、
20世紀末に現実化され、人類の滅亡が危ぶまれる、という話なんですが、
人もたくさん死ぬし、細菌兵器もばら撒かれるし、
内容はかなり重いし暗い。
でも、登場人物のセリフがどこかパロディーっぽいと言うか、
全員でコントやってるみたいな軽いノリが感じられます。
こういうのも、我々世代の特徴かも。

なんせ舞台装置がいい(笑)
昭和30年代~40年代の、どことなくすすけたような、埃っぽい雰囲気。
垂涎モノは、「ともだち」の部屋です。
悪の独裁者、「ともだち」の家を、そのまま再現して博物館にしてるという設定ですが、
お宝物のフィギュアが満載!
あの家だけでも見に行く価値のある映画です(笑)

今年の夏、いよいよ完結編の第3章が上映されますが、
3作揃ったらDVD買っちゃうかもぉ~~(爆)
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by nasuka99 | 2009-02-05 16:21 | movie
ジェイソン・ボーン三部作!
その(一応)ファイナルです。

ボーン・アルティメイタム

このシリーズ、記憶喪失のスゴ腕殺し屋(マット・ディモン)が主人公なので、
1作目からとにかくナゾだらけ。
何がなんだかわからないまま、ひたすら逃げるジェイソン・ボーン。
自分が何者かわからぬまま逃げてる割には体がちゃんと覚えてて、
アヤシイ人を嗅ぎ分けるわ、反射神経はいいわ、ケンカは強いわ・・・
顔に似合わぬアクション三昧です。

今回も、最初から息もつかせぬ展開。
ギリギリのところで助かったり仕事が終わったりと、
見ているだけで心拍数が上がりますな。
ダイエットにいい映画かもしれません(笑)

毎回、名の知れた大都市にまたがって物語が進んでいくのですが、
今回もモスクワから始まって、
イタリア(トリノだったっけ??)、スペイン(マドリード)、モロッコ(タンジール)、
そしてNYと、一度は行きたい街に案内してもらえます。
規模がデカイからあまり意識しないと思うんですが、
まぁ、日本でいう「旅情ミステリー」と同じコンセプトなんでしょうな。

私はカーチェイスや殴り合いがあまり好きではないので、
そのシーンでは退屈してしまいますが、
まぁ、この手の映画にはつきものだから仕方ないとして、
展開が早く、ハラハラドキドキするし、上記の街並みを楽しめるし、
一流のエンターテイメントに仕上がってると思います。
ただし、1作目と2作目を復習していかないとワケわからんかも(笑)

しかしですねぇ~
CIAだかNSAだか知りませんが、
あんな無茶な計画実行しますかねぇ。
だいたい、こういう映画でCIAは悪者で、すっごい非情な暗殺計画を企ててたりするんですが、
そういう作戦って、実際のところ成功するもんなんでしょうか??
民間人だろうが関係者だろうが、ヒミツを知った人をどんどん殺して口封じするんですが、
関係者はともかく、民間人に漏れた時点でもう知ってるのはその人だけではなくなってる、
と考えてもいいんじゃないでしょうか。
だから、一人殺したところで収まるわけがないし。
それに、公務員のクセに行動が早い(笑)
かなり手際よく仕事してますが、アレだけ有能な人ばかりなら、
この世から犯罪なくなってますよねぇ。

とまぁ、いくらでも突っ込めるんですが、
それはそれとして面白かったです。
見に行かれる方は、しっかりおさらいしてからどうぞ(笑)

ところで余談ですが、
近所のMOVIXが、核店舗のジャスコ改装のため、来年1月半ばから10月まで閉館します。
ほぼ1年間の休業・・・
その間、映画どこに見に行けばいいんだ??と、映画好きの人はボヤいてるかも。
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by nasuka99 | 2007-11-20 20:37 | movie
近頃は、
テレビにしても映画にしても、コミックの実写版が大流行です。
「エッ!?これも基はマンガなの??」と後で知ってビックリすることもしばしば。
ゲゲゲの鬼太郎の実写化は記憶に新しいですが、
渡瀬恒彦が主演してる「おみやさん」という刑事ドラマ、
実は原作が石ノ森章太郎(1981)だと知って驚きました。

昨年はまってた「医龍」にしても、「ナースあおい」にしても、
登場人物が原作ソックリなんですよね。髪型とか服装とか・・・
そしてまた、この夏話題になる?であろうコミックドラマ、
「島根の弁護士」も、仲間由紀恵主演で漫画ソックリです(笑)

「島根の弁護士」は、山陰地方では地域活性化につながると、当初から注目されていました。
本屋に行っても、「郷土本」の棚に平積みしてあったり(笑)
5月にはローカルニュースでも紹介していましたが、
松江を中心にロケが始まっていたようです。
いよいよ7月14日に2時間ドラマとしてオンエアだそうです。
2時間枠で人気が出たらそのまま連続ドラマになることもあるから、
そうなったら益々活性化運動に拍車がかかるかも(^_^;)

個人的はまってる春のコミック系連ドラは、水曜10時の「バンビ~ノ」ですな。
イタリアンレストランの料理人になるべく修行をする男の子が主人公なんですが、
料理がおいしそうなのと、出てくる人たちに悪い人が一人もいなくて、
やや(ってかかなり)ありがちな青春ドラマ路線がわざとらしくても、
思わずこちらも楽しくなれるような内容に仕上がっています。
原作は読んだことないけど、これも登場人物がマンガソックリなんだろうか・・・(^_^;)

ハリウッドでもコミックの映画化ブームは続いてますが、
やっぱり、原作がしっかりしてるのと、
絵コンテ描かなくていいのがウケてるんですかね??(笑)
衣装や舞台装置もそのままパクればいいわけだし。
小説よりもイメージが共有しやすいだろうね。
時間をかけずに大量生産するためには、コミックはいい題材ですよね。

SFやミステリー小説でも、「映画化」「ドラマ化」を意識してるのが結構ありますよね。
「ダ・ヴィンチ・コード」なんてまさにそうだったし。
今後はマンガを描く人も、映像化を意識するようになるんでしょうかね??

まぁともかく、わが地元、山陰(と言ってもお隣島根県)の魅力満載の、
「島根の弁護士」是非テレビでご覧アレ。
もしかして、私がチラッと映ってたりするかも????(ウソウソ)
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by nasuka99 | 2007-06-10 16:54 | movie
最近ハマってる海外TVドラマです。

SUPERNATURAL

昨年暮れくらいでしたかね??
AmazonのおススメDVDにコレが入ってて、その時点でおっ!と思っていたんですが、
先日久々にレンタルショップに寄ったら既に出てまして。
たまたま半額デーだったので、Vol.1だけ借りてきて見たんですが、
もう、ハマっちゃいました(笑)

物語は単純。
幼い頃に超常現象(おそらく悪魔の仕業)で母を殺された兄弟が、
その母の死の真相を突き止めようとして失踪した父を探す旅に出る、というもの。
旅の先々で超常現象が起こるので、
兄弟は力を合わせてそれを解決しながら旅を続けるんですね。

例えてみれば、
「妖怪人間ベム」、或いは「水戸黄門」のようなロードムービーであり、
(こちらは徒歩だったが件のドラマは自動車を使う)
「ゲゲゲの鬼太郎」のように魑魅魍魎が賑わいをもたらし、
「X-Files」のように謎が謎を呼び・・・みたいな(笑)
ワタクシが好きそうでしょ??(爆)

主人公の兄弟役の男の子たちもまぁ、イケメン。
兄弟なのに全然顔が似てない、とか
一体、どうやって食ってるんだ(収入源が不明)、とか
何故父親は兄弟に悪魔退治をさせるんだ、とか
ツッコミどころ満載なのもまた楽しい(笑)

妖怪退治だけじゃなくて、家族の絆で成長していく主人公の姿が描かれたり、
ベースになってるアメリカの民間伝承が興味深かったりして、
気軽に楽しめるドラマです。
先日なるほど~、と思ったのは、
日本でいう「こっくりさん」、あれってアメリカでは「ブラッディ・メアリー」なんですね。
バスルームの鏡の前で3回名前を言うと出てくるらしいですよ(笑)
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by nasuka99 | 2007-03-09 10:03 | movie
昨年の夏公開された「日本沈没」リメイクバージョン
なかなか観に行く時間がなくて、DVD待ちということになりましたが、
今月末にはレンタル開始となるようです。

リメイク版を観る前に、オリジナルで復習しておこうと思って、
先日、DVDを借りてきて観てみました。
この作品、1973年のものだということで、実に34年前・・・

実はこの映画、
私が小学校のとき、なんと学校行事として映画館まで観に行ったんですよ。
遠足よろしく、学年全員で歩いて!
映画館、借り切ってたんでしょうなぁ・・・
当時、私は多分、10代になるかならないかくらい(笑)
覚えているのは、
ラストシーンで本郷タケシ藤岡弘が、アタマに包帯巻いて貨物列車に乗ってるところ。
私の記憶では、それは日本国内であったような気がしてたのですが、
改めて映画を観てみると、アメリカかどこかのようでした(^_^;)

しかしですねぇ・・・あの映画、小学生には難しすぎ!!!
しかも、イロッポイシーンもあったんですよ。
当時、映画館ではカットしてたんですかねぇ・・・記憶にないけど(笑)
竹内均先生が出演しておられて、
映画の中で地震の仕組みを解説しておられるのですが、
確かにあのシーンはすごく学術的でいいと思いました。
が、しかし。
当時の小学生の頭では理解できたかどうか定かではなく。
ラストシーンしか覚えてないところをみると、多分、大部分寝てたんじゃないかと(^_^;)

それともうひとつ。
私、よく津波の夢とか見てすっごくコワイ思いをするんですが、
映画の中に、コレでもか!!っていうほど津波シーンがあるんです。
私の津波の原体験は、おそらくこの映画なんじゃないかと思います。

ストーリーは心に残らず、
オソロシイ思いだけ引きずるこのような映画、
小学生に見せちゃいかんよ~~(爆)
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by nasuka99 | 2007-01-19 15:38 | movie
今年は、コレが一番楽しみな映画だったな~。

f0007926_10172671.jpgX-MEN ファイナルディシジョン

原題は「The Last Stand」なんだけど、何でファイナルディシジョンになってるのか不思議??


アメコミ映画、「X-MEN」3部作ラストを飾る作品です。
物語は近い未来。
遺伝子の異常で次々とミュータントが生まれる世の中。人間は、自分たちにない能力を持つミュータントを恐れ、彼らに印をつけ、管理する法律を定めようとしています。ミュータントの能力を「個性」だとみなし、自分でそれを制御する方法を学ぶことによって、人間と共存しようとするプロフェッサーX、対して、ミュータントを人間より進化したものと位置づけ、超能力によって人間を支配しようとするマグニートー。この二人は、実は盟友だったわけですが、その考え方の違いから、いつしか袖を分かってしまったのです。第一作では、肉親からさえも恐れられ迫害されるミュータントの子供たちを引き取って学ばせる学園を作り、人間との共存を模索するXと、自分の能力で人間全てをミュータント化して支配しようとするマグニートーとの攻防が描かれ、二作目では、Xのテレパシー能力を使ってミュータントを皆殺しにしようとする人間と、X指導の下でまとまりを見せ始めた超能力戦士X-MENの死闘を描いています。

この物語では、人間vsワルモノミュータントvsイイモノミュータントという三者三様の立場が描かれているのですが、三作目では、それを凌駕するパワーの脅威が彼らを圧倒するのです。二作目で、仲間を助けるため湖に沈んだ念動力の持ち主、ジーン・グレイ。実は、彼女はミュータントの中でも5つ星パワーの持ち主で、その能力のおかげでよみがえったのですが、今まで抑えていた影の感情が彼女の人格を奪い、相手が人間だろうがミュータントだろうが、自分の欲望と怒りのままにその超パワーで滅ぼしてしまいます。まさに生きる最終兵器。

一方、人間は、ミュータントの遺伝子に直接作用する薬・キュアを開発し、希望するミュータントはこれを使って普通の人間に戻し、マグニートーたち抵抗勢力には、武器として使おうとします。それを知ったマグニートーは、反人間感情を持つミュータントを組織し、ジーンを仲間に入れて人間を滅ぼそうとし、X-MENはそれを阻止しようと立ち上がる、というわけです。

ストーリーからもわかるように、できれば前二作を見てからの方が人間(ミュータント?)関係と話の流れがわかりやすいと思います。それに、全作とも特殊効果もすごいし、話のテンポもいいし、子供でも楽しめるからおススメ。今回も、内容の壮大さの割には上映時間2時間足らずで程よく、何かを描ききれていない(っていうか、特に描くプロットもないと思うので)ってこともなくて、気軽に楽しめる展開となっています。のっけから前二作で大活躍してた"彼"が死んでしまうのと(かわいそーーー)、途中でキーパーソンの"彼"も死んでしまうのであらら・・・って感じですが、それはそれで、新旧交代というか世の中甘くはないよというか・・・彼らの死もさほど重たい空気を作るのではなく、物語の緊張感を高めたかな、と思います。

X-MENの重要なメンバーであり、主役の一人であるストームを演じるハル・ベリーが、インタビューで言っていた言葉が印象的です。

ご存知のように、彼女は白人ではありません。そのせいで、差別にあったこともあるようです。アメリカに行けばわかりますが、あっちの有色人種差別は日本では想像できないほど激しいのです。彼女に言わせると、このX-MENはその差別を取り扱ったものである、と。つまり、特殊能力が差別の対象で、人間はそれを「病気」とみなし排除、あるいは矯正しようとする。しかし、能力の差は個性である。人間は、大なり小なり異なる能力を持つし、異なる考えも持つ。それを排除しあうのではなく、いかにお互いを理解し合い共存していくかがこの映画の大きなテーマである。そういう内容のセリフを実際に彼女が言うのですが、なかなか実感がこもっていました。

結局、やはり勝つのは「愛」ですね(笑)
ワルモノの象徴的な特徴のひとつとして、仲間でさえ信頼せず、邪魔になったら捨てる、っていうのがありますが、結局、ワルモノには「愛」がないってことなんですよね。自分とは異なる存在である他人を尊重し理解しようとしたり、傷つけないように配慮する根底には「愛」があるわけです。ジーンの悲劇はその「愛」を「束縛」と間違えたところにもあるわけですが、心が卑屈になると、何でも悪い方にとってしまい、それが破滅を導くわけですね。今問題になってる飲酒運転も、きっと周りの人への「愛」が欠如しているんでしょうなぁ・・・

物語に出てくるミュータントは色々な超能力を持っています。使えるモノも使えないモノもあります。ストームみたいにお天気が操れるのはいいですねぇ。遊びに行くときは晴れにして欲しいし(笑)しかし、クライマックスで、島に渡るためにゴールデンゲートブリッジを移設(爆)するというのは・・・(^_^;)あそこまで派手にしなくても、その辺の船を使えば簡単に行けると思うんですが・・・それに、ラスト。あれしか方法がなかったんでしょうかねぇ??「キュア」を使う方法は考えなかったんでしょうか。本体に生きてて欲しければキュア作戦の方がよかったような・・・でも、たどり着くまでに破壊されてますかね??

ところでエンドロール後にオマケがあるようです。
私は観ませんでしたが、これから行く予定の方は席を立たないように(笑)
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by nasuka99 | 2006-09-13 11:25 | movie
リチャード・ドナー監督、クリストファー・リーヴが主演したあの「スーパーマン」から、もう30年近く経ったのでしょうか・・・永遠のヒーロー(アメリカでは)、スーパーマンが還って来ました!!なんだかリメイクとアメコミの映画化大流行のハリウッドですね。スーパーマンはこの二つの特性を併せ持つ大作のようです(笑)。この映画の予告編を見たときに、30年前の1作目と同じ話なのかな??と思っていたのですが、微妙に違ってましたね。一応、スーパーマンが活躍した時代から5年後の世界。スーパーマンは突然いなくなってしまっていた、という設定でした。

恋人(だったと思う)のロイスには夫と子供がおり、スーパーマンにフラれた腹いせに、「何故スーパーマンは必要ないか」なんて本を書いてピューリッツァー賞なんかもらってる。どんな内容なのか、非常に興味があるところですが、その授賞式が行われる矢先、クラーク・ケントがデイリープラネット社に復帰してきます。ケントと他の登場人物が知り合いかどうか以外、ストーリーは全く1作目と一緒です。

今回、この映画を見てまず感じたのは、
「衣装が地味になった」
ということでした。
この写真をご覧ください。
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左が新スーパーマン、右が30年前の旧スーパーマンです。
全身を包むタイツの青が深くなり、ショーツとマントとブーツと「S」字部分の赤がエンジっぽくなってるのがわかると思います。気持ち、トレードマークのSも小さくなったかなぁ・・・という感じですね。ケントは、常にこの衣装をスーツの下に着ているのですが、タイツはいいとして、マントとブーツはどこにしまってるんでしょうね??

しかし、スーパーマンは強すぎです。
一応クリプトナイトという弱点があるものの、ほぼ不死身ですから見ていてハラハラしないんです。X-menにしろスパイダーマンにしろバットマンにしろ、根が人間ですからもしかしたらやられるかも・・・って心配があるでしょ。スーパーマンときたら眼球さえも鉄砲玉はじいちゃいますもん。あまりにも強すぎて、対抗する敵を作ることができず、ストーリーを思いつけなくて続編ができないのかなぁ・・・なんて心配しちゃうくらいです。
スーパーマンに対抗する大物の敵は出てこないので、彼がやってることは、こまごまとした人助けです。スパイダーマンも火事場の手助けなんかをしてましたが、スーパーマンは高速で飛べるので、いっぺんにたくさんの人を助けることができます。きりもみ状態で落ちる飛行機を支えるシーンなんか、もう「すげぇ」の一言です。まぁ、それよりも、あの状態でかすり傷ひとつせずぴんぴんして仕事に出ているロイスの方が「すげぇ」のかも知れませんが。
それにしても、助けを求めている人なんて山ほどいるんだろうに、どういう基準で選んでるんでしょうね??

日本で言えば「ウルトラマン」にあたるヒーローですよね。でも、アメリカのヒーローって、いくら強くても等身大ですよね。ハルクが気持ち大きくなりましたが、ウルトラマンほどではない。巨大ヒーローというのは日本の特性なのだろうか・・・と、ふと考えてしまいました。

しかし・・・スーパーマンのテーマとスターウォーズのテーマって、相変わらずよく似てますな。初めて聴いたときは区別できなかったっす(^_^;)

スーパーマン リターンズ

ここからかなりネタバレ
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by nasuka99 | 2006-08-24 09:47 | movie