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こどものほん

「くーまくーま2」africaさんのこちらのエントリを読んで・・・

私も、物心がついた時からかなりの「本の虫」(実際、家族からもそう呼ばれていた)だったので、
そういや、自分が子どもの頃ってどんな本を読んでたんだろう??と考えてみた。

本の虫と言っても、もちろん漫画や「小学○年生」というのも含まれます(笑)
雑誌で言えば、「りぼん」より「マーガレット」派でしたな。
中学生くらいから「はなとゆめ」を読み始めましたです。目当てはもちろん「ガラスの仮面」(爆)
発売日近くになると、せっせと近所の文房具屋さんに通ったものです。
書店特有の、あの紙の匂い(っていうんですか)、好きでしたねぇ・・・

漫画の話はこのくらいにしておいて(止まらなくなるから)、
肝心の「マジメな本」の方です。

小学校の頃、定期的に本の販売というのを学校が行ってまして、
それぞれの学年に見合った本のリストを見て、読みたい本があれば注文して買えるようになってたんですが、
そのリストって、解説も何もなくてただタイトルだけだったんです(笑)
それでも、結構楽しみで、毎回何冊か購入していました。
今でも記憶に残ってるのが、以下の本。

古代文字のひみつ
恐竜のなぞをとく
インカ帝国のひみつ
宇宙の呼び声


この中の、「古代文字」と「インカ」は、自分では推理小説かSFだと思って買ったんですが、
読んでみたら古代史に関わる発見について書かれた立派な教養書でした(笑)
でも、これがもう面白くって、中学や高校に入ってからも、
その本で読んだ人物の名前や遺跡の名前が出てきたら大興奮だったものです。
それが高じて、大学でも西洋史を専攻したくらいだし(笑)

上記の本を手に取ったのは、それでも小学校4年生か5年生の頃だと思いますが、
低学年の頃は、定期的に配達してもらっていた世界と日本の昔話&神話シリーズが大好きでした。
全部で30巻くらいあったんじゃないかな??と思いますが、
ネットで探しても全く出てこないので、既に絶版になってるんでしょうね。
今思えば、ギリシア神話や北欧神話、古事記にある話まで載っていたので、
すごくオトクなシリーズだったと思います。もう一度読みたいです。

今でも心に残っている本は、こちら。

大きい1年生と小さな2年生
あんぱんがおいしそうだったのと、ホタルブクロを採りに行く冒険にワクワク!

北極のムーシカミーシカ
まねして自分で物語まで作っちゃいました(笑)

ながいながいペンギンの話
ムーシカミーシカと同じくいぬいとみこさん著。

長鼻くんといううなぎの話
食卓で開かれた姿しか見ない、うなぎが主役という地味な童話ですが、これも面白かった!
サルガッソーという名前をここで覚えました。

ゆき
小説の方はもう絶版のようですね。
この本は、今の私にものすごく影響を及ぼした本だと思います。
もともと、NHKか何かの人形劇でやってて、それが面白くて原作を買ったのですが、
善と悪は、常に人間の心に同居しており、
それをどう対峙させるかは全て自分の裁量にかかってるんだ、
というようなことを子どもながらに考えさせられたものでした。

アンデルセン童話集
子供向けに易しくなっているのではなくて、直訳したような本でした。
その不思議な雰囲気に引き込まれたものです。
ハッピーエンドではないんだけど、それでも何故か納得できるような、妙なストーリーですよね。

ウチは家が商売してて忙しかったので、
読み聞かせというのをしてもらった記憶は全くないのですが、
それだから、自分で字が読めるようになってから本を読むようになったのです。
だから、ストーリーのある本を好んで読んだような気がします。
今頃人気の「はらぺこあおむし」みたいな、
文字遊びや、擬音、擬態を使ったような本はほとんど読まなかったなぁ・・・
だから、今甥姪に読んでやる本も、「日本のこわい話」みたいな(爆)

今まで色んな本を読んできましたが、
幼少期に読んだこれらの本ほど、私に影響を与えた本はないと思います。
というか、子どもって素直なので、その時の興味で読んだ本にすごく影響されるんでしょうね。

いい本は、ずっと残っているものだと思うし、
同じように子どもの心に響くんじゃないかな~~、と思います。
上記の本、うちの甥姪にも是非読んで欲しいですね~・・・手遅れなのが2名いますが(^_^;)

同じ本を読んでたよ~!って方も、きっといらっしゃいますよね(笑)
by nasuka99 | 2006-10-24 22:47 | books