京都一周トレイル~二ノ瀬から高雄へ
1年ぶりに、京都一周トレイルの続きを歩いてきました~~!!
前回は、大原から鞍馬まで歩いたので、
このたびはそれに続き、二ノ瀬から高雄までの北山ルートファイナルです。
叡山電車に乗って、二ノ瀬まで行き、ここからスタートです。
二ノ瀬駅で降りたとき、すごい高いところにある駅だなぁ~、とビックリ。
一度駅の下まで降りて集落の中に入り、再び登って踏み切りを越えたところからいきなり山道です。
この辺りは北山杉の産地になるのか、とにかく周りは杉だらけ。
ちゃんと手入れもされているので、山道と言っても割と明るく、歩きやすい道が続きます。
ひたすら登って、本日最初の峠、夜泣峠へ。
ここで道が二つに分かれます。
一方は、もうちょっと登って山幸橋へ。
私たちは、大岩方面へルートをとりましたが、こちらは旧ルートのようでした。
新ルートの方が近道みたいです。
ゆるゆると高度を下げると、県道61号線と合流。
そこで、自転車の集団と遭遇しました。
この県道は、北上すると「雲ヶ畑」という地区に出るんですが、
この辺りは「いい」峠がいくつかあって、自転車乗りのメッカなんです。
こちらの集団の他にも、何組もの自転車集団を見かけました。
車の交通量も少ない林道。こんな道を走ると気持ちいいでしょうねぇ~~
標高も400メートルを越えるので、歩いていてもとっても涼しかったです。
まもなく山幸橋に到着。
ここで新ルートと合流します。
山幸橋バス停の手前からヤブに入り、トレイルは再び山道になります。
ここからは氷室の里に向けて小峠という峠を越えるんですが、
ここが今回最大の難所でした。
京都も、台風やら集中豪雨やらの影響で結構被害も出たようで、
整備されてはいるものの、途中崖が崩れていたり橋が流されていたり。
いくつか沢を越えないといけない状況もあったり。
シューズはやっぱり防水のものがいいですね~~
盗人谷というところらしいですが、
こういう恐ろしげな木の橋がいくつか架かっていました。
傾斜も結構急でしたが、峠を越えると、杉の森が広がる気持ちのいい道に出ます。
杉林を抜けると、氷室の里に出てきました。
谷間に水田が広がる小さな里山集落です。
集落の外れの森の中に、氷室神社がひっそりと佇んでいます。
この神社は、宮中に収める氷を貯蔵した氷室跡だそうです。
標高400メートルを越える地域なので、さぞいい氷ができたでしょうなぁ・・・
ここからはしばらく舗装道路を歩いて京見峠へ向かい、
途中、看板の出ていた「山の家 はせがわ」さんに立ち寄りました。
本当に山の中なのに、かなり大きな、立派なレストランです。
木造ログハウス風で、中にはハンモックが置かれていたり。
ハンバーグやらなんやらメニューも結構あって、
こちらでランチ休憩と言うのもいいかも知れません。
私たちは、アイスコーヒーで休憩。
大きなゴールデンレトリバーもいました!
なかなか感じのいいレストランです。次回は、ランチを頂きたいものです。
ちょっと休んで、お手洗いを借りて出発。
こちらがはせがわさんへの案内標識。
この二ノ瀬からのコース、途中にほとんど、というか、全くお手洗いがありません。
休憩所もほとんどないので(東屋さえない)、このお店はまさにオアシスですな。
アイスコーヒーで生き返った後は後半戦。
京見峠方面へと登りなおします。
峠からの絶景~~!!
このコース、トイレだけなく眺望もないので、ココが初の絶景地点ですかね~~(笑)
まさに、京都の街一望です。真ん中からちょっと左側に、京都タワーが見えてるの、わかります??
終盤にある沢の池に向かって、再び眺望のない道を進みます。
途中、ちょっとだけ開けて大文字山が見えました。
あそこも歩いたなぁ・・・
樹木で隠れてますが、もうちょっと左手側には比叡山も見えていました。
今回のスタートが、比叡山のちょっと西側なので、もう反対側まで来たんですね~~
案外狭いぞ京都(笑)
いよいよ沢の池到着。ゴールまであと3キロです。
この沢の池は、高雄からのハイキングコースになってるようで、
結構ハイカーとも出会いました。
沢の池からホトクリ峠と言うのを越えて高雄に向かうのですが、
この峠が結構クセモノで、沢の池からだとほぼ下りとは言え、
谷を穿ったような狭い急坂で、前日の雨で足場も悪く滑りそうです。
慎重に下って林道へ。
高雄側からだと大変な峠でしょうなぁ・・・
ところが、途中でムスリム風のヒジャブをまとった女性を含む外国人団体に遭遇。
歩けないような赤ちゃんも連れて、団体でハイキングでしょうか。
中には、ハイヒールを履いた女性もいます。
会釈しながらすれ違うと、中の1人がカタコトの日本語で、
「遠いですか」と尋ねてこられました。
「遠いか」と言われても、どこまでのことを言うのかわからなかったので、
おそらく沢の池のことだろうと思い、「遠いし、急坂ですよ」と説明。
お礼を言って進んで行かれましたが、まさかあの軽装で、ホトクリ峠を越えようというのでしょうか・・・(^_^;)
ちょっと心配しつつ、ゴールを目指します。
しばらく歩くとゴールの高雄、白雲橋到着。
高雄からトレイルは西山コースとなり、
清滝、嵐山、松尾山を経由して桂で終点。
今回は、高雄からバスで帰りました。
バス停まで歩いてるとき、こちらでも自転車軍団と遭遇。
激坂クネクネロードの周山街道も、自転車乗りにはタマラナイコースなんでしょうね~~
いよいよ残すところあと15キロほどです。
2年くらいで終わるかな(笑)。
最近、新しく京北コースというのもできたそうなので、終わったら今度はそっちですね~~
今回のコース。20キロくらいでした。
写真つきルート図はこちらです。