登山系の本にハマる

自転車に乗れない今日この頃、
何故だか登山関連の本にハマっています。
自分がトレッキング好きだということもありますが、
なんだか、自転車が趣味の人って、登山も趣味っていう人が多いんですよね~
(その逆はあまり聞きませんが・・・)
登山が好きな人は、ダイビングが好きというパターンもあるようです。
こういう人たちって、酸素が少ない場所が好きなんですかね(爆)

最近読んだのが、
「いまだ下山せず!」(泉 泰子著)と、「凍」(沢木 耕太郎著)で、
両方とも雪山遭難を描いたノンフィクションです(後者は、厳密には遭難していませんが)。
私自身は、雪のある山は、きれいだなぁ~とは思うけど、登ろうとは全く思わないし、
ましてや、ピッケルやロープまで使って岩登り(登攀)なんて絶対しません!
7千~8千メートル級の山に登る人たちって、
どうしてそんなところに行かないといけないんだろう??と不思議に思っていました。
でも、本を読んでると、何となくその気持ちがわかるような気がして来ました。

「いまだ下山せず」の方は、遭難した山仲間(正しくはその遺体)を発見するまでの物語で、
「凍」の方は、登山家・山野井泰史さんが難峰に挑み、生還するまでを描いたもの。
特に「凍」は興味深く、登山と自転車レースの共通点も発見できたりして面白かったです。
登山家の皆さんが、次から次へと新しい岩や峰に挑戦したくなるのは、
私が自転車で新しいルートや峠に行きたくてたまらないのと基本同じなんだなぁと(笑)
しかし、登山家の人たちが一番ハマる面白さは、
「命につながる選択をし続けなければならないこと」なのではないかなぁ、と思います。

私たちは、日々「選択」しながら生きています。
朝起きる時間から食べるものまで、全ては選択の上に成り立ってますよね。
「するか、しないか」「買うか、買わないか」であって、その真ん中はありえません。
でも、普段は何も意識することなく、選択生活をおくってるわけです。
ところが、
空気も満足にないような山に登り、想像を絶する低温の世界に入ると、
ルートの取り方、休憩の仕方、食事の仕方、その一つひとつが「命」に関わってきます。
選択することは、生きてることそのものなので、
それが強調される世界にいることで、自分の「生」がより実感できるのではないかと。
本の中で展開される山野井さんの選択の数々は、
私の想像をはるかに超えているし、その決断力たるやすごいものがあります。

そして、ラスト近くで、
何とか生きてベースキャンプに戻った山野井さんが幻覚を見るシーンがあるのですが、
こういうことが人体に起こるのかと、すごく興味をそそられました。
山に行く人がジンクスをかつぐのもわかる気がします(笑)

毎日を何となく流されて過ごしている者にとっては、刺激になる本ですね~~
ナンチャッテ登山者(ワタシ??σ(^^;)の方にも、
是非読んで欲しい本ですね~~。
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by nasuka99 | 2011-02-14 14:51 | curiosity