キズナが足りない

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昨夜のクロ現の話題は、アニメの「ワンピース」
そういえば、最近書店に行くとやたら平積みされてるし、
ワンピーススタンプラリーみたいなものも開催してました。
この漫画、1997年から連載しているらしいのですが、
大人の読者も多く(というか、子どもより20歳以上くらいの大人が多いらしい)、
根強い人気があるそうです。

と言ってもストーリーは極めてシンプルで、
海賊王を目指す主人公の少年が、敵に阻まれながらも仲間と一緒に財宝を探すというもの。
登場人物も、主人公をはじめバリバリの「出来る子」(笑)ではなくて、
コンプレックスを抱えて悩める人々のようです。
番組では、この漫画がウケる理由を分析していましたが、
「本音でぶつかり合う」「個性を認め合う」「仲間を信頼する」、
そしてその背景にあるのが「仲間同士の絆の強さ」ということらしく、
こういうものが、現代社会では忘れ去られてしまい、それへの渇望がヒットを呼ぶ、
ということみたいです。

シンプルに考えると、現代社会は「キズナが足りない」ということでしょうか。
私たちは、学芸会や運動会で、幼い子どもたちが一生懸命協力して演技をしたり、
ドラマ等で、家族や恋人同士の絆の強さを感じたりすると、
なぜかうるうる来てしまいます(笑)
これって、社会的動物である人間が本来持っている、
「他者とつながる」本能を刺激するからなのでは??と思ったりします。

地球上に生命が誕生してから35億年。
この間に色々な淘汰があって、
長い時間をかけて仲間と共感し、つながることで生き残ってきた私たち霊長類。
高々3千万年くらいの文明史の中で、
その本能が失われたりするとは思えません。
共感や絆というのは、生存に必須のものなので、
なかなか本能から抜け落ちてくれないのだと思います。

にもかかわらず、
「周りはみんな敵」みたいな市場経済とか、受験戦争とか。
意味がないのに本能に反した振る舞いをしないといけないというのは、
やはり、認知を歪めてしまうのではないでしょうか。
そういう混乱をストンと治めてくれるのが、この漫画のテーマなのかなぁ、と。

ブログにしろSNSにしろツイッターにしろ、
ツールは変わってもつながりを求めていることには変わりはないですよねぇ。
でも、本当の絆は、やはり対面でしか創れないものもあると思います。
つながりを求めるのは決してカッコ悪いことではなく、
一動物としてアタリマエのことなんだと認識すれば、
精神的なバランスもとりやすくなるかもしれませんね。
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by nasuka99 | 2011-02-10 15:35 | psychology