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漁夫の利と民主主義

昨日は、あちこちで市区町村長選挙が行われましたね。
みんな、ちゃんと選挙に行ったかな~~??(笑)

私のところでも任期満了に伴う市長選と市議補充選がありましたが、
今回、市長には現役含めて3人が立候補。
以前から、市長に対する不満の声はよく聞いてて、
さすがに今回、市長は交代するだろう、というのが、大方の意見だったように思います。
候補者のマニフェストを読んでも、
あまり争点がないと言うか、「元気な市を作る」とか「地域を活性化する」というような、
かなり漠然としたことしか書かれてないし。
特に、今の市長には不満があるから、交代して欲しいと思っていても、
新人二人の特色が見えず、一体どっちにすればいいのかさっぱりわからん、
みたいな状態だったと思います。

かく言う私も最後まで悩み通し(笑)
きっとそんな市民が多かったと思うので、新人への票が二つに分かれてしまって、
意外に現役が漁夫の利当選するんじゃない??なんて話してたもんです。

ところがどっこい、まさにその通りになってしまいました~(笑)
当選したのは現職市長。
以下、得票数を示すと・・・

当 25455 現職市長N氏 
  22274 新人元市議Y氏 
  20666 新人元県職員U氏

昨夜出口調査の結果を見たときには、円グラフがまさに三等分されてて笑いました。

当選理由には、「現職の行政手腕に支持」と出ていましたが、
この結果を見ると、エッ、ホント??と言いたくなりません??(笑)
だって、単純に考えて、現職を支持したのは2万5千人、
不支持だったのが4万3千人ってことでしょ。
おそらく、新人が1人だったら、この現職落選だっただろうなぁ・・・と思います。

民主主義の最大の特徴である「多数決」っていうのは、
必ずしも民意を反映しないんですよね。
こういう落とし穴には、我々も気をつけないといけませんね(笑)
by nasuka99 | 2009-04-20 15:03 | think